「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑬

 本記事は、福島県産花卉展示開拓事業の一環として行った「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画第13回目の記事となります。

 33年ぶりのご本尊「舟板地蔵尊」がお披露目になるタイミングに合わせ、花手水を生け込みました。

「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑬

使用花材

使用花材

 今回の花手水では、出荷が始まったばかりの福島市産のダリア、そして南会津町の紫陽花、二本松市のスプレー菊の3種類を使って生けてみました。

御開帳記念に合わせた花手水

 タイミング的にはちょうど秋の彼岸とも重なりますが、御開帳記念に合わせた花手水となりました。

 住職さんと話をしましたが、参拝する檀家さんの中には、毎回花手水の花を楽しみにしている方が複数いらっしゃるとのこと。
 中には、毎回写真を撮っているという方もいらっしゃるようで、こちらもうれしくなりました。

 色彩的にはピンクとグリーンの補色を中心に、複数の色が入った淡い色の構成となります。
 ちょうど五色幕(注)の鮮やかなビビッドトーンと彩度が対照的で、色合いのやわらかさと力強さが境内で共存し、互いの存在を引き立て合うような調和を感じさせます。

(注)五色幕とは

仏教の儀式や法要の際に用いられる幕で、青・黄・赤・白・紫(または緑)の五色で構成されています。

五色は「仏教の宇宙観」や「五智如来(大日如来の智慧の五つの側面)」を象徴するとされ、宗派によって解釈や色の順序が少し異なることもあります。

日本では特に真言宗・天台宗・浄土宗などの寺院で、仏事や法要の際に荘厳として掲げられます(ちなみに高木寺は天台宗です)。

ご本尊公開日程

 空海作「舟板地蔵尊」は 令和7年9月21日(日)~23日(火) 9時~16時 となります。33年ぶりの公開となります。

 今回の花手水は、33年ぶりのご本尊御開帳に合わせた特別なものです。
 写真では伝えきれない花の瑞々しさや、境内全体に広がる静かな空気感は、実際に足を運んでこそ感じられるものだと思います。

 ぜひこの機会に高木寺へお越しいただき、花と仏さまの彩りが響き合う瞬間を体感してみてください。

 

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長/色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーター
こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。
元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。

全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と生産者の想いやこだわりが詰まった花を選んでご提供しています。

また、色彩講師(AFT認定)/UC級講師(AFT認定)/1級色彩コーディネーターとして、色彩の理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。

ブログ記事では、花の魅力や色彩などに関する知識を、できるだけ分かりやすくお届けしています。
ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。

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