「滑川神社×福島県産花×アリス」コラボ企画⑩

 今回の記事は、福島県産の花をPRする「福島県産花卉(かき)展示開拓事業」の弊社にとって10回目のコラボ企画をまとめたものとなります。

 11月15日の七五三に併せ、滑川神社様とのコラボ企画として、11月12日に花手水の生け込みを行いました。

「滑川神社×福島県産花×アリス」コラボ企画⑩

使用花材

 今回は、今季最後の出荷となる紫陽花と、紫陽花との組み合わせとしては珍しい椿、そしてディスバットマムを使って生けてみました。

制作風景

 今回はNHKの取材が来ていたため、一つ一つの手順を追って撮影することができませんでした。
 開始前と完成形のみを画像にてお伝えいたします。

 下は作業前の手水鉢。穏やかな日で風もなく、生けやすい条件が整っています。

 通常、国産の紫陽花の切り花は6月頃~夏頃の出荷であり、椿は冬の枝物です。しかしながら南会津町では紫陽花の切り花の出荷が続いており、今回が最終の出荷とのことでしたが、なんとか生産者にお願いして取り寄せてみました。

 椿の青々とした葉や中央のディスバットマムの緑、青の紫陽花、緑の補色色相になっているピンクの紫陽花とディスバットマム、これに「ふくしまの花を愛でるライフスタイル」の黄色を交え、6色相差のテトラード配色としてみました。

 色彩的にもバランスが取れており、きれいに仕上がったかなと思います。

 下は9秒ほどの短い動画です。冬の暖かく、穏やかな日常が伝わるかなと思います。

 11月14日(木)のNHK「はまなかあいづTODAY」の中でも、今回の滑川神社の花手水が放送されるそうです。

まとめ

 今回、福島県産の花を使ったコラボ企画を計10回行いました。改めて、福島県には多くの種類の花が地域の特性に合わせて作られているのを実感しています。

 福島県は全国で3番目の広さを誇りますが、皆さんご存じのように、大きく分けると会津地方・中通り・浜通りと3つの地域に分かれます。
 そしてそれぞれの地域が持つ独自の気候と環境を活かして、個性豊かな花々が育てられています。

 福島の花を通じて、皆さまが地元の自然や四季の移ろいを感じ、心が癒されるひとときが生まれればと思っています。どうぞ、日常に少しでも福島の彩りを取り入れてみてください。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長・1級色彩コーディネーター
こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。
元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。

全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と生産者の想いやこだわりが詰まった花を選んでご提供しています。

また、1級色彩コーディネーターとして、色彩の理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。

ブログ記事では、花の魅力や色彩などに関する知識を、できるだけ分かりやすくお届けしています。
ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。

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