ブログ

季節の花たち

スチールグラスを用いて(アレンジ)

 スチールグラスを用いて、アレンジを作りました。

 スチールグラスは細い直線的な葉ですが、弾力があり、簡単には折れません。そのため、このアレンジのように丸みを帯びた形に変形させて使うこともあります。

 花束にも入れますが、使い方で雰囲気も変わります。ポイントとして利用する、面白い花材の一つとなります。

 今回はパセリリーフ、所謂パセリの葉も使ってみました。パセリの葉は食用だけでなく、アレンジにも使われます。また、以前ご紹介したアクティバと呼ばれるカーネーションやヒペリカム、エリンジューム小手毬も使用してみました。

 バラは愛知県産「フェリニー」です。スプレータイプであり、下の写真のような蕾の状態で入荷します。開いてくると上記アレンジのように色合いが変化します。ボリュームも十分です。

 同じ「フェリニー」のバラで作った違った雰囲気のアレンジも前回の記事にてご紹介しておりますので、よろしければご覧下さい。

 下の写真は上部から見たアレンジです。アクティバのピンク色が鮮やかに目に入り込んできます。

 昨今、テレビを付けてもネットを付けても、否応なしにウイルス関連の情報が飛び込んできており、心理的にも不安な状況が続きます。

 そんな時にアレンジを見ると、心が安らぎます。東日本大震災の時にも感じましたが、花っていいものですよね。

季節の花たち

トーンイントーン ~緑と黄色の組み合わせ~

 色相環で隣同士の色の組み合わせのことをトーンイントーンとも呼びますが、今回ご紹介するのは、緑と黄色の組み合わせを中心としたアレンジです。

 緑の花材として、今回は夕霧草(写真2)とグリーントルコキキョウ、小手毬を、また、黄色の花材として、大輪ガーベラとフリージア、スプレーバラ「フェリーニ」(写真3)を選択しました。

 夕霧層は珍しい花材です。パセリのような葉ですが、茎が長いため、埋め込みに使うのは少しもったいない気がします。寧ろ、その茎の長さを生かし、飛び出しで生けることがポイントだと考えています。

 今回はその夕霧草を、バラよりもやや高い位置に生けてみました。

 スプレーバラ「フェリニー」は、蕾の時には写真3のような色合いと雰囲気ですが、開いてくると一輪バラ「カルビディーム」と似た色合いの、ボリューム感のあるバラに変化します。

 今回はやや開いたフェリニーを生けることで、ボリューム感を出しています。

 また、今回はトーンイントーンの組み合わせだけでなく、グリーンの補色としてのピンクも組み入れました。しかし、ピンクが強すぎると調和が崩れますので、白とピンクの混色である一輪カーネーション「こまち」を選択しました。

 色相環で隣接している緑と黄緑だけの組み合わせでは当然ながら変化に乏しくなります。
 
 一方、緑と黄色、或いはピンクと赤、ピンクと紫、黄色とオレンジなどの類似色同士の組み合わせ(トーンイントーン)は、当店のアレンジでもよく使われる人気の組み合わせとなります。

 しかしながら、何よりも花材の種類がなければ、なかなかこういった組み合わせもしづらいのですが、当店は常時豊富に花材を用意しておりますのでご安心下さい。

 イメージに沿ったアレンジをお作りできますので、いつでもお気軽にお問い合わせ、ご来店頂ければ幸いです。

季節の花たち

春の花、桃とミモザと小手毬と ~花材の特性とレイルマン比率を意識した構成~

 春の花、桃を生けてみました。
 桃は花を触るとポロポロと落ちやすいため、なるべく花や蕾に触れないようにしながら、慎重に扱うようにしています。

 桃だけでも十分春を感じますが、今回は桃の花にミモザと小手毬(こでまり)を組み合わせてみました。

 ミモザ(画像2)は春らしさを演出するには最適な、たいへんボリュームのある花材です。ただ、乾燥に弱いため、霧吹き等で2~3日置きにでも湿らすと、この状態が長く維持できます。

 ミモザはドライフラワーとしても人気がありますが、乾燥させると花が茶色に変化します。

 小手毬(画像3)も2月頃から5月頃にかけて流通します。ミモザも小手毬もたいへんボリュームのある花材です。注意点としては水の吸い上げが非常に強い(蒸散が激しい)ため、花瓶の中にまとめて入れておくと水切れが発生しやすいことです。

 これは他の枝物でも言えることですが、いったん水切れして萎れてしまうと、2度と復活ができません。ドウダンツツジも水の吸い上げが強い枝物ですが、これら枝物を生ける際には、事前に、或いは生け終えた後に水をたっぷりと張るように気を付けています。

 桃の下にあるピンク色の花はアルストロメリア(リグツ)です。画像4は色違いのリグツですが、透明感のある繊細な花です。茎がたいへん折れやすく、扱う際には非常に気をつかいます。

 このリグツはこの時期限定の花となります。
 毎年2~3月しか流通せず、全国での生産者や生産量が非常に限られるため、希少種となっています。(愛知県では本田さん、ただ一人だけの生産・出荷となっています。)


 中央のブルーの実はエリンジューム(画像5)となります。

 今回は生け込みの下部に関し、向かって左側にミモザを、右側に小手毬を多く生けることで、 色の対比や質感の変化を楽しめるように構成しました。

 更に今回の生け込みに関しては、写真の構図で提唱されているレイルマン比率を意識しながら、生け込み下部を4分割し、縦の線と対角線との交点にそれぞれの主題となる花材(ミモザ・小手毬)とアクセントとなる花材(カラー)を配置することにしました(画像6)。

 生け込み下部の向かって左側の交点それぞれにミモザを配置し、配置したミモザと三角形になるよう中央部分、及びその反対側にもミモザを生け込みました。

 また、ミモザを繋いだ三角形の中央部分に補色のエリンジュームを多めに入れ、明るい黄色と暗めの青の対比を強調し、よりミモザがはっきりと浮き出るように工夫しました。

 生け込み下部の右側は小手毬を多めに入れつつ、同系色のカラーもアクセントとして、 レイルマン比率を意識しながら、4分割する縦の線と対角線との交点の上部に配置しました。

今回はレイルマン比率を意識した構成も組み入れながら、主題となる花材(ミモザ・小手毬・桃)とアクセントとなる花材(カラー・エリンジューム)を適切に配置することで、バランスのよい生け込みに仕上げることができました。

(使用花材)
桃・ミモザ・小手毬・エリンジューム・カラー・ドラセナ・アルストロメリア(リグツ)

最新情報・各種ご案内

産地との連携ページを更新しました。

 当Web page「産地との連携」を更新し、 山形県山形市、千歳園・進藤園芸 ①についての記事をまとめました。2017年に訪問させて頂いた時のまとめとなります。

 2019年に訪問させて頂いた時のものは、 山形県山形市、千歳園・進藤園芸 ②と表記しております。

 ご覧頂ければ幸いです。

最新情報・各種ご案内

産地との連携・参考価格のページを更新しました。

 当Web pageの「産地との連携」を更新し、愛知県豊川市、JAひまわりバラ部会についての記事をまとめました。

 また、今月中旬頃には沖縄へ産地訪問へ行って参ります。現地でブログ更新予定ですので、よろしければご覧下さい。

 当社Web page「参考価格」におきましても、(アレンジについて)の内容を追記致しました。

最新情報・各種ご案内

アレンジのご注文、ありがとうございました&ミモザ入荷しました。

 S様、先日はご来店頂き、ありがとうございました。先ほどですが、写真のアレンジを東京へ発送完了しました。明日には到着すると思います。

 下の写真は上から撮影したものです。春の花として桃・小手丸・ミモザ・スイートピー・フリージア・チューリップを入れました。

 複色の一輪カーネーションはアクティバという名前です。個性的できれいな色のカーネーションですが、他の花材と合わせるのが案外難しい色合いです。しかし、今回は淡いピンクと黄色を主体にアレンジを作成しました。そのため、淡いピンクとクリーム色が入った複色のアクティバがよく調和します。

 バラは当社のInstagramにも掲載した「ファンシーローラ」を使用しました。
 また、アルストロメリアには「ブライダルピンク」を使用し、全体的に春らしい、柔らかい色合いに仕上げました。
 ピンク色のヒペリカムも入っています。

 どの花も入荷したばかりですので、日保ちも十分です。ご安心下さい。

 ミモザも入荷しました。静岡県浜松産の鮮度のいいミモザです。ミモザ単体での大きな花束もできるほど、十分な量を確保しています。

 店内もより一層春らしくなってきました。お近くにお越しの際には、是非ともご来店下さい。春の花づくしでお待ちしております。

季節の花たち

春の花、桃を使ったアレンジ

 春の花が続々と入荷しています。1月中旬頃には桜が入荷しますが、2月前後からは桃も入荷します。

 桃の花は寒さに弱いため、室内の温度が低いと黒ずんだ色になってしまう恐れがあります。当店でもその点を考慮してやや遅めの仕入れ(2月中~下旬頃)をしていましたが、今年(2020年)は暖冬で春のような日差しと暖かさのため、いつもより早めに仕入れてみました(東北は寒いのです)。

 さっそく、アレンジを作ってみました。

 桃は濃いピングの色合いですが、黄色と合わせるとより春らしさを感じます。

 今回は愛知県産のスプレーバラ「クリーミーエデン」(写真上部)と組み合わせてみました。クリーミーエデンは優しい色合いの黄色で、卵形のような丸い花が特徴です。

 桃の枝には陽表(ひおもて)と陽裏(ひうら)があり、太陽が当たって生長した部分は色が赤みがかっており、太陽が当たらなかった場所は青々としています。赤みがかっている部分を陽表と言い、青々とした部分を陽裏と言います。下の写真は同じ枝の陽表と陽裏です。

 生ける時は、陽表の方が正面に来るようにすることが基本です。また、樹皮に弾力があり、矯めても元に戻ってしまう性質があるため、真っ直ぐ生けることが多い花材となります。

 今回は桃とバラ(クリーミーエデン)の他に、小手丸(こでまり)や淡い色合いのアルストロメリア、クリーミーエデンと同系色の大輪ガーベラ、黄色との補色関係にある紫のトルコキキョウなども入れてアレンジを作成しました。

 男性の方へのお祝いにということで、お客様もたいへん喜んで頂きました。ありがとうございました。

最新情報・各種ご案内

Instagram始めました&当社web page大幅修正致しました。

 インスタグラムはまだ始まったばかりです。少しずつ写真をアップしていきたいと思っています。よろしくお願いします。


 インスタグラムに投稿すると、フェイスブック、並びに当社web pageに同時掲載(web pageは1時間毎の更新)するよう設定しました。

 「春を先取り!桃が入荷しました」といった入荷情報などの画像と短文でお伝えできるものに関しては、今後、インスタグラムに投稿していきたいと思います。当社web pageのトップ画面「店舗のご案内」などで随時画像が更新されますので、よろしければご覧下さい。

 尚、今後もブログを活用していきますので、併せてご覧頂ければ幸いです。

 また、当社web pageの全面的な見直しを行い、レイアウトその他の修正を行いました。

 お問い合わせフォームにつきましては、お気軽に問い合わせができるよう、項目を大幅に簡略化致しました。

 ご利用頂けましたら幸いです。

花のお手入れポイント

デンドロビウム(ノビル系)のお手入れポイント

 12月下旬から3月下旬にかけて、品質のいいデンドロビウムが入荷します。

 ここでは、簡単になりますが、お手入れのポイントをまとめていきたいと思います。

1.原産国(デンドロビウム・ノビル系)と系統について

 インドからタイ、ミャンマー、中国南部などの山岳地帯が原産です。胡蝶蘭と同じように樹木に着床して自生しています。

 デンドロビウムにはいくつかの種類があり、当店でも切り花として取り扱っているデンファレ系や鉢物として流通しているギンギアナム系(写真左)などがありますが、今回はノビル系(写真右)についてのお手入れポイントとなります。

 一般的にデンドロビウムと言えば右側の写真のノビル系のものとなります。

 また、ギンギアナムやデンファレの鉢物も系統は同じですので、それほど花の管理に違いが見られません。今回のデンドロビウム(ノビル系)の記事を参考にして頂ければ幸いです。

2.冬場の管理

 春から秋までが生長期で、冬は生長休止期です。生長休止期の冬から春にかけて開花します。

 冬は生長休止期のため、水を吸う力がかなり弱く、鉢の表面が乾いてからの水やりで構いません。毎日水やりをやってしまうと根腐れの可能性がありますので、その点に注意して下さい。

 肥料も必要ありません。上記で述べたように生長休止期のため、肥料を吸収する力がありません。

 デンドロビウムは寒さに強く、5度ぐらいの低温でも大丈夫ですが、戸外の零度以下は当然ながら厳禁です。ただし、蕾(つぼみ)は温度変化に敏感で、生産者は15度ぐらいの温度で花を咲かせています。蕾だらけの鉢を購入し、急に寒い室内に置いてしまうと、以降、蕾の生長が止まり、開かなくなってしまうことがあります。半分は開花していて、半分は蕾の株、或いは全て開花している株がおすすめです。

 花は3~4週間で萎れます。よくお客様から「花が終わったら、太い茎を切っていいの?」というご質問を頂きますが、太い茎(バルブ)は切らないで、花だけを取って下さい。

 太い茎(バルブ)には養分が入っています。次の年に花を咲かせるために必要となります。

 また、温風ヒーターの風が直接当たるところに置くのは厳禁です。水分が飛び、花が萎れてしまいます。

3.夏場の管理 

 最低気温が7度以上になりましたら、シンビジウム(最低気温10度以上)と同じように戸外に出すことをおすすめします。シンビジウムと同じように日光が好きな蘭ですので、日当たりと風通しのよいところに置いて下さい。

 夏場は生長期になりますので、水や肥料を与えますが、シンビジウムほど水をたっぷりやる必要はありません。表面が乾いてから水をやる程度で構いません。

 秋になると落葉し、茎(バルブ)だけとなります。その茎の節の所から花芽が出てきて、また休眠期の終わり頃の冬から春にかけて花が咲きます。

 多年草の蘭なので、同じ株が何年も枯れずに花を咲かせ続けることができます。胡蝶蘭も多年草の蘭です。一方、シクラメンは宿根草なので、生育に適さない時期(シクラメンは夏)に地上部は枯れますが、地下部(球根)は生き残っており、また生育に適する時期に発育していきます。

4.関連ページ

 胡蝶蘭のお手入れポイント
 アンスリウムのお手入れポイント
 シクラメンのお手入れポイント
 シンビジウムのお手入れポイント

 当店では、季節限定の商品となりますが、2000円台ぐらいから1万円ぐらいまでのデンドロビウムを幅広く取り揃えております。デンドロビウムをお求めの際には、是非とも一度、当店にお立ち寄り下さい。電話やメールでのお問い合わせもお待ちしております。

最新情報・各種ご案内

アレンジのご注文、ありがとうございました~発送時の大きさについて~

 K様、先日はアレンジのご注文、ありがとうございました。本日(1月24日)、宮城県松島町まで発送完了致しました。

 デルフィニウムを基調に、カラーやバラ、アルストロメリア、トルコキキョウ、大輪ガーベラ、スイートピー、かすみ草、レザーファンを入れてアレンジを作成しました。

 花材の産地は国内のものとなります。

 デルフィニウム=山形県、バラ(2種類)・スイートピー・アルストロメリア=愛知県、トルコキキョウ=沖縄県、カラー=千葉県、かすみ草=静岡県、大輪ガーベラ=長崎県、レザーファン=東京都八丈島

 高さは約70cmとなります。本来はもう少し大きめで作りたいのですが、縦・横・奥行きの総計が160cmを超えるとヤマト便という名称で発送料金が跳ね上がってしまいます(2500円以上、場所によっては送料3000円超え)ので、どうしても高さの制約ができてしまいます(縦70cm、横45cm、奥行き45cm、総計160cm)。従って、発送の場合のみ、高さの制約ができてしまう点、ご了承下さい。(佐川急便も同様に総計160cmを超えると、料金が跳ね上がります。)

 当店スタッフが直接配送の場合に関しては、当然ながら高さの制約がありませんのでご安心ください。オーダーメイドでご要望に応じた大きさのものが作れます。

 生産者にこだわりながら、品質のいい花を厳選してお作り致しました。

 基調はピンク・赤系ですが、ポイントとしてのデルフィニウムの青で色を引き締めています。

 トルコキキョウは、沖縄県が最盛期です。以前、産地は移動するという記事で述べましたが、日本列島は南北に2800キロの長さを持ち、恒常的に質のいい花が入荷します。当店ではその時のベストの産地を選定し、 しっかりとした、いいものを作る生産者にこだわりながら、品質の良い花を常時取り揃えております。

 当店は国内の生産者を応援する形で国内産をどんどん取り入れてアレンジや花束等を作っています。機会がありましたら、お気軽にお問い合わせ・ご注文いただければ幸いです。