春の彼岸の花手水(はなちょうず)2024年

 2024年3月16日に、本宮市の高木寺(こうぼくじ)様において、春の彼岸の花手水を生けてきました。

 毎年、春・秋の彼岸、夏のお盆と花手水のご依頼を頂いていますが、今年もまた色合いや花材を変えて行ってきました。

 まずは使用した花材から。今回は沖縄県産のスプレー菊を中心に使ってみました。

 沖縄県は3月のこの時期、スプレー菊や小菊の出荷が最盛期を迎えております。
 2020年2月に産地訪問として沖縄県に伺いましたが、読谷(よみたん)地区では小菊の生産・出荷時期を迎えており、下のような圃場で大規模な生産を行っていました。

 近年は品種改良により、下の写真のような色合いがはっきりしたスプレー菊も大幅に増えてきております。

 また、今回はスプレーバラやスカピオサ、葉物のゴッドセフィアナも使用し、彩りだけでなく、花の質感も変えながら生けてみました。

 下は完成した状態。淡い紫色の比較的大きめの花が「スカピオサ」になります。

 明るく鮮やかな彩りが目に飛び込んできます。

 今年の秋のお彼岸などでは、福島県産の花を使って花手水を行っていきます。ラジオやインターネット等で大々的に「福島県産の花」をアピールする事業に携わっていきますので、ご期待下さい。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長
 こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
 福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。

 2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
 そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。

 私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。

 皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。

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