秋の彼岸の花手水(はなちょうず)2023年

秋の彼岸の花手水(はなちょうず)2023年

 今年も秋の彼岸を迎えました。
 毎年、本宮市の高木寺(こうぼくじ)様から花手水を生けて欲しいとのご依頼を頂き、今回も秋彼岸を迎えて花手水を生けてきました。

 花手水の花材として今回は紫陽花やひまわり、スプレー菊やスプレーバラを利用して生けてみました。

 今年のお盆にも花手水を生けましたが、その際には百合やアルストロメリアも使ってみました。しかしながら猛暑で40℃近い気温なども重なり、なかなか日持ち的に長く鑑賞できず、反省点として課題が出てきました。

 花の日持ちは大まかに言うと「切り花の収穫後の時間×気温の積算値」のため、やはり3月頃の春彼岸に比べれば日持ちという点では短くなってしまうのは仕方が無いことですが、水に強い花材は何かと考えつつ、紫陽花あたりは比較的強いのではないかとも考えています。

 今年の8月お盆の花手水では、入荷したばかりのディスバットマムでさえ水に浸し続けると4日も持たなかったため、猛暑の中では何の花材がいいのか、試行錯誤が続いています。

 とは言え、やはり境内の中で花があるとパッと目を引き、感動が湧き出てきます。

 これからも機会があれば花手水を生けていきたいと思いますが、水の中に浸しっぱなしという条件の中で、少しでも長く持つ花材を念頭に置きながら、花材選定を行っていきたいと考えています。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長
 こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
 福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。

 2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
 そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。

 私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。

 皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。

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