お悔やみ

生花祭壇の制作過程

 葬儀で使用する生花祭壇は、通常のアレンジや花束とはコンセプトも作り方も全く違っており、また一定の技術を要するため、どの花屋でもできるかと言うとそうとは限りません。

 生け花では一本一本の花の「表情」が大切であり、それをいかに生かすかが大切になってきます。一方で、生花祭壇は一本一本の花と言うよりも、一つの線(ライン)を描くために花を詰めて挿していくことに特徴があります。

 まさしく、「絵を描く」イメージで作り上げていきます。

 通常は白の大菊でラインを取っていきますが、今回は白のスプレー菊でラインを取っていきました。

 スプレー菊は大菊よりも花の凹凸があるためにラインを取るのが難しく、飛び出た花を一つ一つカットする細かい作業も交えながら、随時修正しながらの制作作業となります。

 生花祭壇のデザインにもよりますが、今回のような左右対称の祭壇を作る場合、微妙なズレも修正しながらの作業となりますので、左右非対称の生花祭壇に比べて、やはり時間がかかります。

 細かい技術的な部分は割愛しますが、当店でも毎年、私を含めたスタッフが技術研修のため東京に赴き、有料指導を受けております。

 上の写真の一番下が一応の完成形となります。この後、実際に斎場でセットし、更に修正を加え、尚且つお客様のご意見等も受けながら、よりお客様がご満足頂けるようにしていきます。

 延べ5時間ほどかけて完成。毎日・毎週同じものを作っていればもっと早く(2時間~3時間ほどで)できますが、毎回オーダーメイドで作っているため、やはり時間がかかります。

 埼玉県では通常の花屋が転向して生花祭壇に完全特化して全国展開しているところもあります。直接話を伺う機会がありましたが、関東だけでなく遠くは九州までと、どこにでも資材と花を積んで行くそうです。

 生花祭壇は安いもので数万円から、大物芸能人や政治家などの著名な方の葬儀や大企業の経営者の社葬・合同葬などに使用する数百万円~一千万円のものまで、金額も様々です。

 こういった生花祭壇に特化した会社では、全国での数百万円レベル以上のかなり大規模な生花祭壇も請け負っています。

 弊社で作成した生花祭壇「波」。

 このようなデザイン性の高い作品も含め、かなり技術的に奥深いのが生花祭壇の特徴であり、これこそが、一般の花屋さんではなかなかできない障壁の高さであり、生花祭壇に特化して全国展開するところも出てくる所以でもあります。

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仏花(仏スタンド花)のモチーフ ~美術的観点からの仏像の魅力と仏花~

 個人的には特定の宗教・宗派に全くこだわってはいないのですが、以前から美術的観点からの仏像の魅力に惹かれ、宗教・宗派を問わず神社仏閣に赴き、仏像等を拝見させて頂いております。

 下の写真は6月に訪問した山形県の湯殿山瀧水寺大日坊で撮影した仏像です。

 さすがにご本尊は撮影してはいけないので、それ以外の仁王像や廊下に安置してある仏像だけを撮影してきましたが、この彫像作成の技術や構想力、構図には大変感銘を受けます。

 さて、一般的な仏像のイメージは、上記写真の4枚目のような形だと思われます。

 つまり仏様に後光と台座がともに彫像されているものを、一般的に「仏像」とイメージされると思われます。

 こういった仏像の歴史は古く、日本では奈良時代以前から伝来されてきていると言われています。

 もちろん、「仏像」にも様々な形がありますが、この後光と台座がセットになったこの形が、日本人に安心感をもたらすものではないかとも考えています。

 翻って仏花(仏スタンド花)を考えてみますと、全国的にも、また各々の花屋においても、特に決まり切った「形」というものはなく、それぞれ独自に作っているのが現状です。

 もちろんそれはそれでいいのですが、日本人にとっての「安心感」をもたらす形を突き詰めて考えてみますと、究極的にはこの後光が差す台座に乗った仏様のこの形をモチーフにしてみるのもいいのではないかと考えております。

 当店では宗教・宗派に全くこだわっていないのですが、日に何十本もご葬儀の花(仏花)を作っていると、何となくこの仏花そのものが、後光と台座のある仏像の形に似てきているのではと感じています。

 もちろん当初は仏像をモチーフにして仏花を作ろうとは考えていなかったのですが、よりよい商品を作ろうと試行錯誤しながら改善に改善を重ねて作っていると、そこはかとなしに仏像をモチーフにしているような錯覚に陥ってきています。

 日本人にとっては、こういった形が安心感を与えるとともに、日本的美意識に根付いたものだと言っても過言ではない気がします。

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生花スタンド(カゴ・3段)生花祭壇(白バージョン)の一例

 生花スタンド(カゴ盛り・3段)白上がりバージョンの一例です。
(画像をクリックすると拡大します)

 色付きのカゴ盛り・3段スタンドの一例は、弊社web site『参考価格「お供え花の参考価格」』をご覧下さい。

 2段スタンドの設置の様子や白上がり生花の由来、対応寺院等の詳細につきましては、弊社web site『ご葬儀生花スタンド(白上がりバージョン)』をご覧下さい。

 上記写真は白上がり生花祭壇の一例です。

 今回は白八重ユリ「アイシャ」やアマリリス、ストック、ブバルジア、かすみ草、胡蝶蘭、トルコキキョウ、ディスパットマム等を白祭壇の洋花として組み入れました。

 高知県土佐市の森岡さん(森岡農園)が手がけた白八重ユリ「アイシャ」。非常に見応えのある、美しい百合です。

 季節によって入手できる花材は変わってきますが、その時のベストの産地を選定し、生産者にこだわった品質の良い花材をお客様に提供できるよう心がけております。

 生花スタンドは郡山市内、及び近隣市町村の各斎場に持ち込みできますので、ご安心下さい。また、アレンジや花束は地方発送できますので、お気軽に弊社へお問い合わせ頂ければ幸いです。

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ご葬儀生花スタンド(白上がりバージョン)

  お釈迦様が入滅する際、沙羅双樹の木がお釈迦様の死を悲しみ、真っ白の花を咲かせ、お釈迦様を覆い尽くしたとの伝承がございます。 この伝承を元に、ご住職や当家、或いは(生花を)出される方のご意向を踏まえて、ご葬儀で上げられる生花スタンドを白い花のみで製作することもございます。

 ご住職のご意向により、郡山市で白い花のみで上げることを指定しているお寺は小原田にある小原寺(しょうげんじ)となります。また、身内は白い花で上げてほしいと指定されるお寺は安積高校前にある道因寺(どうえんじ)となります。道因寺さんの方では、会社関係は色花でも構わないとの話ですので、当家様や出される方とのご相談の上、全て白い花に統一するか、或いは身内様・個人名様だけ白い花にするのか等を決めさせて頂いております。

 法要の際には、道因寺さんの方では本堂用生花を白い花でお作りしますが、お墓用は色花で構わないというお話ですので、お墓用のみ色花を入れて作成しております(当家様のご希望により、お墓用も白い花で作る場合もございます)。
 小原寺さんの方では、基本的にお墓用も含め全て白で統一してほしいとのお話ですので、全て白い花で作成しております。
 
 納棺花も、上記の2つの寺院に関しましては白い花で作成しております。

 上記写真は道因寺に併設されている会館での設営場面です。郡山市各斎場におきましても、小原寺・道因寺両ご住職が執り行う際には、白い花でご用意させて頂いております。

 また、他の寺院のご住職が執り行うご葬儀に際しましても、白い花で出して欲しいというご要望にも対応できますのでご安心下さい。

 突発的なご不幸にも対応できるよう、白の花材を含め多数の花を常時ご用意しております。何かありましたら、お気軽に当店にご連絡・ご相談頂ければ幸いです。

(リンク)
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