生花祭壇の展示・講習会に参加してきました

生花祭壇の展示・講習会に参加してきました

 本日(2020年11月20日)、ビックパレットふくしまにおいて「Possible~可能性~の会」主催の生花祭壇の展示・講習会に参加してきました。

都道府県をまたいだ花屋との情報交換と意見交換

 青森県や新潟県、山形県の花屋さんなどと情報交換や意見交換も合わせて行い、非常に有意義な展示・講習会となりました。

輸送費高騰による産地からの出荷難問題

 近年は輸送費の高騰で産地からもの(花)が送られてこないという状況も発生しています。(産地は出したいが輸送費を加味すると採算が合わないものもあり、市場も含め、価格交渉で難儀しています。)

 青森県の花屋さんとの話では、青森県では輸送費の関係で非常に花が高く、種類も少ないとのことです。福島県でさえ、熊本からのかすみ草や長崎県の大輪ガーベラなどがなかなか輸送費の高騰により出荷しづらいとの話を聞いています。ましてや東北最北端の青森県では、南からの輸送費が非常にかかることが容易に想像できます。

 仙台の市場には全国から大量の花が入荷しており、福島の市場にも仙台の市場経由で花の一部が届いています。結果、弊社でも非常に豊富な種類の花を扱うことができますが、さすがに仙台の市場から青森は遠いため、なかなか(地理的に)難しいのが現状のようです。

 欠品も多く、花が入らないとの話も(青森県の花屋さんは)されており、葬儀需要等で大量に菊が必要な時にも「花が無い」状況では、商売にならずたいへんだとつくづく感じました。

 また、青森県の花屋さんとの話の中で、彼自身はユーチューバーとして花の情報発信をしているそうで、具体的な手法や投稿内容についても伺いました。

印象的な展示作品

 下の写真は展示物の一部。1枚目の写真は枠そのものも手作りで作っており、その構造を裏面も含め見させて頂きました。

 最後の写真の「城」は菊とアレカヤシで作成してある非常に強大な造形物です。高さ7~8mぐらいあったでしょうか。

祭壇制作の講習

 続いて祭壇講習。コンセプトと作り方、花材の組み合わせについての実演を見させて頂きました。

 近年は葬儀需要の多様性から、従来の形式にとらわれない形での葬儀も催されるようになってきました。私自身もアンテナを伸ばし、他県の花屋さんとも交流を図りながら、少しでもよりよい花をお客様に提供できればと考えております。

 今回は「Possible~可能性~の会」様の主催のもと、このような交流の機会を設けて頂き、誠にありがとうございました。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長
 こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
 福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。

 2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
 そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。

 私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。

 皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。

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