「滑川神社×福島県産花×アリス」コラボ企画②
前回の「仁井田本家×福島県産花」コラボ企画①に引き続き、「福島県産花卉(かき)展示開拓事業」の弊社にとって2回目のコラボ企画となります。
今回は、福島県須賀川市にある「滑川神社」様に伺い、花手水(はなちょうず)を生けてきました。
「滑川神社×福島県産花×アリス」コラボ企画②
滑川神社の花手水
「福島県産花卉展示開拓時業」とは、福島県産花卉をPRするために福島県農林水産部園芸課が事業主体となった事業です。
花卉関係以外の異業種との連携により、県産花卉のPRと需要拡大を図ることを目的として行われます。
須賀川市にある滑川神社様とのコラボ企画は合計で3回行われますが、今回は1回目ということで、七夕に合わせて花手水を行いました。


福島県産花卉の紹介
福島県では、弊社サイト「産地との連携(福島編)」に代表される様々な品種の花卉を県内全域で生産しています。
今回は宮司様から「ひまわり」と「紫陽花」を入れて欲しいとのご要望でしたので、ひまわりと紫陽花を含めた以下の花材を利用しました。
- 夏ハゼ(福島市:武田さん)
- ブルーファンタジア(須賀川市:和田さん)
- ひまわり(福島市)
- 紫陽花(福島市:菅野さん)
なお、今回のブルーファンタジアは、紫陽花のメインカラーであるブルーに合わせるように、専用のスプレーでブルーに染色して使用しました。

制作の様子
手水鉢(ちょうずばち)の全景
花手水というと花を切って浮かべるのが一般的ですが、単純に浮かべるだけですと花持ちが極端に悪くなります。
そこで今回は、手水鉢の中に剣山を入れ、花の部分を水面から浮かせるようにしてみました。
こうすることで、少なくとも1週間以上は日持ちがする状態になると考えました。

制作途中の様子
下の写真は制作途中の様子。今回は手水鉢の中央部分を空かすため、両脇の花をほぼ左右対称に生けるよう意識して進めてみました。
手水鉢の深さはおおよそ5cmほど。そこまで深くは無いのですが、水中には極力花や葉が入らないようにしてみました。

花手水の完成
下は完成した写真。仮に紫陽花とひまわりのみで今回の花手水を行った場合は、のっぺりとした凹凸がない作例となってしまい、面白くありません。
そこで今回は、縦に染色したブルーファンタジア、そして横に夏ハゼを伸ばすことで、形の変化も味わえる作例となりました。


動画の紹介
下は3秒ほどの短い動画。短い動画ですが、風鈴の音も聞こえ、涼しい雰囲気が伝わってきます。
展示期間は本日からおおよそ1週間ほどです。是非とも須賀川市の滑川神社に訪れてみて下さい。
Tik Tokの動画紹介
今回の生け込みも、Tik Tokのfukushimahanamedeさんのサイトで動画紹介されていますので、よろしければご覧下さい。
@fukushimahanamede 福島県産の花をみなさまにもっと知っていただきたい。 そんな想いを込めてさまざまな企画をご用意いたしました。今回は福島県須賀川市にある滑川神社様にて福島県産の花きを使用した花手水の展示を行いました。※展示終了期間はお花の状態で判断いたします。#hanamede #はなめで #花愛で
♬ オリジナル楽曲 – fukushimahanamede – fukushimahanamede
滑川神社様から、お礼のメッセージを頂きました
滑川神社の宮司様から、Instagramを通してお礼のメッセージを頂きました。

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この記事を書いた人

- 代表取締役社長・1級色彩コーディネーター
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こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
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