「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画③④
今回の記事は、福島県産の花をPRする「福島県産花卉(かき)展示開拓事業」の弊社にとって3・4回目のコラボ企画をまとめたものとなります。
本宮市にある「高木寺」様とのコラボ企画として、8月9日、そして8月13日の2回に渡って花手水(はなちょうず)を生けてきました。
「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画③④
コラボ企画③:8月9日の花手水
使用花材
高木寺様では毎年花手水を行っておりますが、今回は「福島県産花」限定での生け込みになります。
お盆の期間中は、生産者はお盆向けの花の生産がメインとなるため、花の種類も限られてきます。今回はその中でも花手水に使用できると考えた下記の花材を用意しました。
- ひまわり(福島市)
- アスター(二本松市・武藤さん)
- 紫陽花(本宮市)
- ドウダンツツジ(福島市)


完成した花手水
花手水の場合、全体的に細かい花のみを入れて作ることも可能ですが、今回は紫陽花をメインに大きい花・中ぐらいの花・小さい花でお作りしました。
色合いも同系色で揃えるということも可能ですが、今回は緑・黄色・青・ピンク・赤と多色配色での構成を行いました。


コラボ企画④:8月13日の花手水
夏は気温が高すぎるため、炎天下に晒され、且つ水に浸された状態の花の日持ちは極端に悪くなります。今回は8月9日と8月13日の2回に渡って行いましたが、短期間の内に2回行ったのは、この理由からとなります。
ひまわりは花手水で使用する花材として相対的にかなり日持ちがするため、2回目の今回はひまわりを中心に生けてみました。
- ひまわり(二本松市・武藤さん、福島市)
- りんどう(石川町)
- 夏ハゼ(福島市)


ひまわりは2種類用意してみました。また、ひまわりの間に入れる花として、今回は白りんどうと夏ハゼを使用してみました。基本的には黄色・緑・白の3色構成となっておりますので、多色配色よりもまとまりやすい色の構成となります。
住職様と墓参りに来られた方々
13日は墓参りに来られた方々が非常に多い印象でした。
下の写真は生け込みが終わった後の花手水を囲んだ語らいの様子。
住職様が花手水の説明と福島県産の花を使っていることを丁寧に説明されていました。

こういったちょっとしたきっかけで、福島県でも多くの生産者が多様な花を生産していることが伝わって頂ければ、このコラボ企画の目的も達成されると感じました。
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この記事を書いた人

- 代表取締役社長・1級色彩コーディネーター
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こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。
元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。
全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と生産者の想いやこだわりが詰まった花を選んでご提供しています。
また、1級色彩コーディネーターとして、色彩の理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。
ブログ記事では、花の魅力や色彩などに関する知識を、できるだけ分かりやすくお届けしています。
ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。
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