ストレチア、極楽鳥花の魅力と産地
ストレチア、極楽鳥花の魅力と産地
鳥のように見えるのはストレチア。極楽鳥花とも呼ばれます。
日本の主要な産地は静岡県、沖縄県、山形県などとなりますが、上記の写真のストレチアは山形県産になります。
7月~8月を除いて、ほぼ通年で流通する花材です。極楽鳥花との呼び名もありますが、菊のようにイメージが固定化されていませんので、当店では仏用にも店舗の生け込みにも、また正月用の生け込みにも使います。
今回はストレチアの(鳥のように見える)花の部分だけでなく、葉も使用しました。
葉も美しく、観葉植物として流通する場合もあります。
豊かな色彩を提供する他の花材
黄色の蘭は静岡県産のオンシジューム。そして赤のドラセナは沖縄県の山内さんが生産した「アトム」となります。
今回はそれ以外にエリンジュームや愛知県産アルストロメリア、ベアグラス、モンステラ、黒芽柳も使用しました。
季節の変わり目、柳の見納め
生花の先生にはよく「柳は3月まで」と言われていたことが思い起こされます。
冬は花ものが少なく、謂わば「柳の季節」となりますが、3月を過ぎたら主役交代です。
それでも市場では流通しますが、当店では「柳は3月まで」の言葉通り、3月まで取り扱った後は、しばらく仕入れをしないようにします。
ベアグラスとスチールグラス、使い分けのポイント
ベアグラスは先日のレストランウエディングで作ったアレンジのように、婉曲に使用する場合もありますが、今回は数本を束ねて生け、しなやかな自然な曲線を出してみました。
ベアグラスと似た葉物にスチールグラスもありますが、スチールグラスは固くて直線的です。当店では用途によって、また、特性によって使い分けております。
この記事を書いた人
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こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
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