新品種ヒマワリ「サンリッチライム」を生けて
新たな鮮やかさを生け込みの世界にもたらす新品種のヒマワリ「サンリッチライム」。
二本松市の武藤さんが生産したこの秋らしい色合いのヒマワリが当店に初めて入荷しました。
本記事では、この特別な花を活用した生け込みのの工夫をご紹介します。また、その美しい特性と将来の可能性についても詳しくお伝えします。
ヒマワリの新しい可能性について、是非ご覧ください。
新品種ヒマワリ「サンリッチライム」を生けて
新品種ヒマワリ「サンリッチライム」を生けてみました。このサンリッチライムは二本松市の武藤さんが生産したものです。
秋らしい色合いで大輪咲きのきれいな色合いです。種苗選定時に武藤さんの奥様が植えてみたいとのことで、この度の出荷となりました。
グラジオラスはオレンジと黄色の複色である「プリンセスマーガレッドローズ」。手前にはオンシジュームを生け、豪華さを加えつつ同系色で合わせてみました。
葉物類を活用したボリューム感の出し方
今回は葉物類を4種類使用してみました。ヒマワリは葉そのものがが小さく、線物に分類されるため、ボリュームを出すためには葉物類を入れなければなりません。
せっかく秋らしい色合いのヒマワリですので、秋にピッタリな赤ドラセナ「アトム」をメインに、そしてその間にストレチアの葉を数枚入れ込みました。ヒマワリの間から飛び出している葉物はソケイ。そして根締めにアレカヤシを使用してみました。
このアレカヤシを染雪柳にすればまた雰囲気は変わるだろうと思いますが、今回はヒマワリを強調したいため、敢えてグリーンのアレカヤシを入れてみました。
ヒマワリ「サンリッチライム」も使った90本の花束
下の写真はヒマワリ「サンリッチライム」も含めた、ヒマワリ4種類90本の花束。
なかなかのボリューム感のある花束です。
4種類のひまわりは下の写真左上から、「サンリッチオレンジ」「サンリッチライム」「東北八重」「レモネード」となります。
一輪の大きさは、今回の場合、サンリッチオレンジが10~12cmぐらい。サンリッチライムと東北八重、レモネードが12~15cmぐらいの大きさです。
1本あたりの重さは75~145gとバラツキがありますが、平均すると約100g。108本の花束ですと、10kgを超える花束となります。
サンリッチオレンジは5月下旬頃から9月初旬頃まで、幅広く流通しています。一方で、サンリッチライムや東北八重は希少種です。概ね8月中旬以降から半月程度の、限定出荷になると思います。
新品種「サンリッチライム」の魅力
ヒマワリも品種改良によりかなりの種類が出ていますが、この「サンリッチ ライム」、初めて見た時に一目惚れしました。なかなかのボリュームと質感、そしてこの中間色が入った複色の色合い。
武藤さんには来年も必ず作って下さいとお願いしてみました。
当店での陳列の様子。
サンリッチライムと紫トルコキキョウが補色の関係でどちらも映える組み合わせとなっています。
この「サンリッチライム」は当店初入荷です。全国を見回しても、生産量は極めて少ないと思われます。
今のところ季節限定・少量生産となっております。
今回は、今後人気が出るであろうヒマワリ新品種「サンリッチライム」のご紹介を致しました。
この記事を書いた人
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こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
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