ブルー・紫系のフラワーアレンジメント
ブルー・紫系のフラワーアレンジメント
ブルー・紫系のフラワーアレンジメントをお作りしました。
ブルー系の花材は元々種類が少なく、季節によって入手できるもの・入手できないものもあります。
自然界で青い動物がいないように、青い薔薇や青いカーネーション、青いチューリップ、青いダリアなども自然界には存在しません。
しかし現代は、サントリーが開発した青いカーネーション「ムーンダストシリーズ」のように、遺伝子組み換え技術を利用して作られたものも存在します。

しかしながらこのムーンダストシリーズも、厳密に言えば「紫系」であり、真っ青な花ではありません。
花屋で取り扱う青い花
花屋で取り扱う青い花とは何かと申しますと、代表的なものにはトルコキキョウやデルフィニウム、紫陽花、アガパンサス、リンドウなどがあります。


通年で入手できるトルコキキョウやサントリーカーネーション「ムーンダストシリーズ」を除き、これらの花は基本的には季節限定品であり、「ブルーの花はありますか?」とお客様からお問い合わせがあっても、季節によっては入手困難な場合もあります。
「青い花束(アレンジ)を作ってもらえますか?」とのお問い合わせは、花屋にとっては一番難しい課題かもしれません。
Instagramに投稿したブルー・紫系アレンジ
さて、今回はインスタグラムにてアップロードした動画についてブルー・紫系のアレンジをご紹介します。
花材の内容としては、ブルーのトルコキキョウ・サントリーカーネーション「ムーンダスト」・紫色のアルストロメリアをブルー・紫系として使いました。
また、ブルー・紫の補色の位置付けとして、愛知県JAひまわりバラ部会のスプレーバラ「クリーミーエデン」を入れてみました。


ラッピングもアレンジに合わせて、ブルー系の包装やリボンでお作りしています。
ブルーに染めることもできるが
下の画像はオランダ産の青い薔薇「ベンデラブルー」。白い薔薇に青の染料を吸わせたものです。
ただこちらは金額が通常の薔薇よりも高く、また10本以上でのご予約が必要となる商品です。1本あたり税込880円。10本ですと税込8800円の商品となります。

下の画像のように花専用の青のスプレーで染めることもできます。この場合は、白の花材に青のスプレーを吹き付けて制作します。

ブルー系のアレンジ(花束)を作る場合
基本的には青い花材は極めて限られるため、ブルー系のアレンジ(花束)を作る場合、補色の花材と合わせながら、よりブルーが引き立つようなアレンジ(花束)作りを当店では目指しています。

上の画像は青・紫と山吹色・黄色を使った補色の組み合わせのアレンジ。青の割合が少ない場合でも、補色の花材を使えば色が際立ちます。
この記事を書いた人

- 代表取締役社長/色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーター
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こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。
元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。
全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と生産者の想いやこだわりが詰まった花を選んでご提供しています。
また、色彩講師(AFT認定)/UC級講師(AFT認定)/1級色彩コーディネーターとして、色彩の理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。
ブログ記事では、花の魅力や色彩などに関する知識を、できるだけ分かりやすくお届けしています。
ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。
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