ブルー・紫系のフラワーアレンジメント
ブルー・紫系のフラワーアレンジメントをお作りしました。
ブルー系の花材は元々種類が少なく、季節によって入手できるもの・入手できないものもあります。
自然界で青い動物がいないように、青い薔薇や青いカーネーション、青いチューリップ、青いダリアなども自然界には存在しません。
しかし現代は、サントリーが開発した青いカーネーション「ムーンダストシリーズ」のように、遺伝子組み換え技術を利用して作られたものも存在します。

しかしながらこのムーンダストシリーズも、厳密に言えば「紫系」であり、真っ青な花ではありません。
花屋で取り扱う青い花とは何かと申しますと、代表的なものにはトルコキキョウやデルフィニウム、紫陽花、アガパンサス、リンドウなどがあります。


通年で入手できるトルコキキョウやサントリーカーネーション「ムーンダストシリーズ」を除き、これらの花は基本的には季節限定品であり、「ブルーの花はありますか?」とお客様からお問い合わせがあっても、季節によっては入手困難な場合もあります。
「青い花束(アレンジ)を作ってもらえますか?」とのお問い合わせは、花屋にとっては一番難しい課題かもしれません。
さて、今回はインスタグラムにてアップロードした動画についてブルー・紫系のアレンジをご紹介します。
花材の内容としては、ブルーのトルコキキョウ・サントリーカーネーション「ムーンダスト」・紫色のアルストロメリアをブルー・紫系として使いました。
また、ブルー・紫の補色の位置付けとして、愛知県JAひまわりバラ部会のスプレーバラ「クリーミーエデン」を入れてみました。


ラッピングもアレンジに合わせて、ブルー系の包装やリボンでお作りしています。
基本的には青い花材は極めて限られるため、ブルー系のアレンジ(花束)を作る場合、補色の花材と合わせながら、よりブルーが引き立つようなアレンジ(花束)作りを当店では目指しています。
この記事を書いた人

- 代表取締役社長
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こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通じて、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
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