ラナンキュラス ~定番の品種から変わり種まで~
1月から3月頃まで切り花として流通するラナンキュラス。もちろん鉢物(苗物)でも流通しますが、切り花では鉢物で流通しないような珍しい色合いのものもあります。
ここでは、そのいくつかをご紹介致します。
ラナンキュラス ~定番の品種から変わり種まで~
キティラ
まず始めに、ラナンキュラスと言えばこんな形、色合いを思い出すだろう定番の品種。この黄色のラナンキュラスは「キティラ」。
ラナンキュラスは比較的安価(弊社実売価格:税込165円~375円/1本)の割に日持ちもし、コスパの優れるたいへんおすすめな品種です。
ラナンキュラスは黄色だけにとどまらず、多彩な色や形状が特色です。
タソス
続いては淡いピンク~黄色の、複色のラナンキュラス「タソス」。花が開いてくると、中央部分のグリーンも見えてきます。
ふんわりとした柔らかい質感が特徴です。
ミグノン
続いて、これは恐らく福島県内に在住の方はあまり見たことがないだろう、流通量が少ないラナンキュラス「ミグノン」。よくよく見ると、1本1本、微妙に表情や色合いが違っています。
「タソス」に比べればやや引き締まった印象。試しに今日(2月27日)店頭に並べてみましたが、その質感からお客様が次から次へとご購入されていきました。もともとラナンキュラスは低価格の割に日持ちがするのでお勧めの品種ですが、この「ミグノン」の質感・色合いには何となく惹かれてしまいます。
薔薇でもディスパットマムでもトルコキキョウでも、はたまたガーベラでも、近年は品種改良により「八重化」がことさらに進んでいますが、この「ミグノン」の質感は他では表現できません。
ボンボンガーフィールド

希少種。近年はラナンキュラスの種類も大幅に増え、フラワーショップ アリスでもこのような珍しい品種を多様に扱うようになってきました。
おすすめの品種の一つです。
バスティーユ
次にご紹介するのはラナンキュラス「バスティーユ」。なかなかの個性的な色合いです。最初に見た「キティラ」と同じラナンキュラスに属するとは思えません。
ロゼヴェール

最後にご紹介するのは、上記写真のラナンキュラス「ロゼヴェール」。完全に別品種のような形、そして質感。まるで野菜の「カブ」のよう。これはアレンジの一部を撮影したもの。
全体像は次の写真。

「ロゼヴェール」を使った生け込み
こちらはラナンキュラス「ロゼヴェール」も入れた生け込み。ミモザと桃とラナンキュラス「ロゼヴェール」、そしてドラセナでのみで構成したもの。
あくまで桃とミモザがメインですが、ポイントに目を引く「ロゼヴェール」を入れてみました。
ラナンキュラスは弊社では基本的にフラワーアレンジメントに入れていますが、このように生け込みにも入れることがあります。
「ラナンキュラス」は一輪花の切り花としてもお勧めです。珍しいものやきれいなもの、かわいらしいものがラナンキュラスにはたくさんありますので、是非とも飾ってみませんか?
この記事を書いた人

- 代表取締役社長
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こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通じて、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
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