卒業式用アレンジの制作風景と演台花

 卒業式シーズンとなってきました。
 今年は卒業生とご父兄、先生方のみ参加での式を行っているところが多いようです。

 上記写真は卒業式で教室に飾るアレンジの制作風景。当然ながら一つ一つ手作りでアレンジ作りを行っております。
 バラやアルストロメリアも入りますが、やはり卒業式用ですので、チューリップ等も入れながら、かわいらしい色合いでお作りしています。

 この写真は各学校用のサイネリアを市場から運んで店舗内作業場に置いた場面。各学校で数はいろいろですが、60鉢や50鉢といった数量をそれぞれの学校へ納品しています。

 もちろんこのままですぐに納品とは行きません。最終的には皿を付けてラッピングをしての納品です。生産者が作ったものを右から左にと言う訳ではなく、水が下がらないように管理をしたり、一鉢一鉢検品をしたりしながら、ラッピング等の一手間や一工夫を行っています。ちなみにこのサイネリアは茨城県産です。

 こちらは幼稚園の卒園式用演台花。各学校や幼稚園毎に予算が決められていますので、予算に沿ってお作りしています。

 続いて中学校の演台花。各学校によって予算やスタンドのタイプ(1段や2段、白スタンド等)が違いますので、事前に担当の先生の話を受け、ご要望に添ってお作りしています。

 ちなみに全て国産の花材を使っています。デルフィニウム=山形県産、胡蝶蘭=鹿児島県産、小手毬=静岡県産、カトレア=愛知県産、桜=青森県産、アレカヤシ=沖縄県産など。時期によってベストの産地は変わってきますが、いずれも厳選した花材の一級品。自信を持ってお届けしています。

 10年前の3月11日は、ちょうど午前中に中学校の卒業式があり、式が全て終わった後に震災が発生しました。今回は特にそういった地震や大きな混乱もなく、コロナという災厄は続いていますが、それでも落ち着いた状況の中で卒業式が行われたようです。

 昼過ぎには、花束を手に笑顔で下校する卒業生が多く見られました。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長
 こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
 福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。

 2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
 そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。

 私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。

 皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。

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