1万円お祝い用フラワーアレンジメントとお客様の声

 開業お祝いに税込1万1千円のフラワーアレンジメントのご注文を頂きました。お客様のご要望としては、黄色・オレンジ系でとのお話でした。

 今回は、ご要望である黄色・オレンジの花材に加え、補色であるブルーを入れてのアレンジをお作りしました。

 オレンジの花材としては、愛知県JAひまわり産のバラであるカルビデュームと長崎県産の大輪ガーベラ。

 黄色の花材としては、同じく愛知県JAひまわり産のスプレーバラであるサラと長野県産のアルストロメリアを使用しました。

 黄色とオレンジの中間色のような位置付けの花材として、一輪カーネーション「アクティバ」を埋め込みに、そしてアンスリウムをやや飛び出しに使用しました。

 全体を黄色・オレンジのみで構成することもできましたが、やはりブルーを入れないと全体の締まりがなくなるため、デルフィニウムとトルコキキョウ、サントリーブルーカーネーション「ムーンダスト」を組み入れました。

 もちろん単色の赤バラの花束とか、ピンクの一輪バラの花束などでは「ブルー」の入る余地はありませんが、多様な花材を入れるアレンジメントでは、この「ブルー」の効果が非常に高く、「締まり」が出てきます。

 今回は特にその「ブルー」が、黄色やオレンジとの補色関係になるため、効果がより鮮明に出ました。

 百合に関してはお祝い事なのでピンクも考えましたが、全体の色合い構成が「黄・オレンジ・ブルー」と既に3色となっており、更にピンクを入れると色がゴチャゴチャになる可能性が出たため、敢えて白にし、色を抑えてみました。

 これは切り花の胡蝶蘭やカスミ草にも言えることで、黄色でも青でもオレンジでも、明度を究極的に高くすると白になるため、「白」は極めて自然な配色とも言えます。

 このアレンジは約1mの大きなものになります。完成後、お客様にメールで画像を送らせていただきましたが、以下の返信メールを頂きました。

 アレンジの画像ありがとうございました!気になっていたので、画像のメールとても嬉しく感じております。とても豪華で胡蝶蘭も頂戴し、本当ありがとうございました。

 また何かあれば、ご連絡させていただきます。

 

 お客様に大変ご満足いただき、こちらこそありがとうございました。

 そして開業をなされる会社様のこれからのご発展を心から願っております。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長/1級色彩コーディネーター/UCアドバイザー
こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。
元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。

全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と生産者の想いやこだわりが詰まった花を選んでご提供しています。

また、1級色彩コーディネーター/UC(ユニバーサルカラー)アドバイザーとして、色彩の理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。

ブログ記事では、花の魅力や色彩などに関する知識を、できるだけ分かりやすくお届けしています。
ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。

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