シクラメンのお手入れポイント
11月中・下旬から12月中旬にかけて、品質のいいシクラメンが入荷します。
ここでは、簡単になりますが、お手入れのポイントをまとめていきたいと思います。
シクラメンのお手入れポイント

1.原産国
地中海沿岸の雨季と乾季が分かれる地域を原産とします。原産地では涼しい雨季に花が咲き、暑い乾期に休眠します。そのため、その環境を再現していくことがポイントです。
2.冬場の管理
シクラメンは日光が好きなので、日中は窓際の日当たりがいいところに置いてください。ただし、耐寒品種であるガーデンシクラメンを除き、日本の寒すぎる冬に外に出すのはよくありません。
室内気温が20度を超えてしまうと株が痛んでしまいます。15度~20度ぐらいまでが適温です。


水のやり過ぎは根腐れの原因になってしまいますので、4~5日に1回ぐらいの水やりでいいと思います。
温風ヒーターの風が直接当たったりすると、花がくたっと萎れてしまうことがありますが、その場合にはたっぷりと水を与えてください。
花が咲き終わってそのままにしておくと、結実しますが、球根が老化します。そのため、種を取る目的がない場合には、一つ一つの花が咲き終わる度に花がらを摘み取り、種を付けないようにします。花弁の色が変わってきた時が、摘み取る適期です。
3.夏場の管理
球根植物なので、花は枯れてしまいますが、球根だけは土の中で生きています。夏場は休眠期になりますので、水も肥料も一切与えない状態のまま、風通しの良い日陰で、雨に当たらせずに管理してください。
気温が低下していくとともに、球根の生育は盛んになってきます。休眠後、そのまま育てていけば、また花を咲かせてくれます。
当店では、季節限定商品となりますが、3000円台後半から1万円ぐらいまでのシクラメンを中心に取り揃えております。また、オーソドックスな単色形やきれいな複色系、人気のフリンジ咲きなど、多数ご用意しております。
シクラメンをお求めの際には、是非とも一度当店にお立ち寄りください。電話やメールでのお問い合わせもお待ちしております。
この記事を書いた人

- 代表取締役社長
-
こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2023年12月2日その他花屋の裏側~花屋のPC事情~
- 2023年11月20日その他電子取引データの訂正及び削除の防止に関する事務処理規程の公開について
- 2023年11月17日その他花屋の裏側~大型冷蔵庫の入れ替え~
- 2023年10月15日花のお手入れポイント花の老化を促進するエチレンガスとは?