【色別】紫陽花(あじさい)の種類いろいろ

 これまでフラワーショップ アリスでも、数多くの紫陽花を扱ってきました。紫陽花は2000種以上あり、毎年新品種が続々と登場しております。そんな数多くの紫陽花から選んだいくつかを、色別にまとめてみました。

 生産者も新品種を追いかけ、毎年違った紫陽花を生産しています。まさに一期一会。「これは」と思った紫陽花がありましたら、是非とも入手することをお勧めします。

【色別】紫陽花(あじさい)の種類いろいろ

 日本の一般的な土壌は酸性の場合が多いため、青の紫陽花をそのまま植えても、色変わりしないで買った時のままの状態で育つことが多いと思います。酸性の土壌は花色が青くなり、アルカリ性の土壌の場合はピンクや赤になります。

 植えた後の色変わりが気になる場合は、植える際に土壌のphを調整してみてください。

フレームブルー

 エレガントな雰囲気の紫陽花「フレームブルー」。希少種です。個人的にかなりのおすすめ。

ホップコーン

 こちらは品名「ホップコーン」。丸い形が面白いですね。

卑弥呼

 こちらも毎年人気のある「卑弥呼」。きれいなブルーです。

スプラッシュ

 紫陽花「スプラッシュ」。淡いブルーに斑が入った、上品な一品です。

アーリーブルー

 こちらは品名「アーリーブルー」。トゲトゲのような、面白い形の花です。もちろん、触ったらトゲトゲしていませんよ。

サニーデイズ

 アジサイ「サニーデイズ」

 マーブル模様のような涼しげな色合い。基本の色は青ですが、そこに水色が入ることにより、涼しげな感じが伝わってきます。
 ジャパンフラワーセレクション2019-2020 入賞品種です。

カーリースパークル

 紫陽花「カーリースパークル」

 「カーリースパークル」にはピンクとブルーがありますが、別品種という訳ではなく、土壌が酸性かアルカリ性かで色が変わります。

 土壌が酸性の場合は青色に、アルカリ性の場合はピンクに染まります。写真の白っぽい部分の花も、やがてブルーに染まり、全体の花色が深い青色へ変化します。

星あつめ

 島根県オリジナル紫陽花。名前は「星あつめ」

 白い花もやがてブルーに染まっていきます。秋まで育てるとアンティークカラーに仕上がります。

佳澄

 この水色の紫陽花は「佳澄」。写真で見る以上に、実物はきれいな水色をしています。こちらもおすすめ。

ブルーマーブルソーダ

 続いて「ブルーマーブルソーダ」。水色と白の混色の紫陽花です。この「ブルーマーブルソーダ」は、秋になるにつれ色が変化し、緑がかっていきます。満開後に色が変化していきますので、秋まで楽しめる一品となっています。

銀河ブルー

 こちらは島根県オリジナル品種の八重咲き紫陽花「銀河ブルー」。気品がある趣です。希少種。

エルマール

 こちらは紫陽花「エルマール」。青と白のコントラストがきれいな、2色咲きの紫陽花です。

万華鏡

 島根県オリジナル紫陽花「万華鏡」

 「万華鏡」は開花着色時期の天候等の影響により、ストライプや覆輪、グラデーションと、様々な花柄が出現します。

 一つ一つの花の違いは小さいですが、それが集まってひとかたまりになった時、同じ花とは思えない、全く違った印象の紫陽花が生まれます。それが万華鏡の特徴です。

てまりてまり

 加茂花菖蒲園で交配されたオリジナル品種「てまりてまり」。
 一つ一つの花は小さいのですが、その集合体としてのてまり状のまとまりが、非常に存在感を感じさせます。

 遠くで見ても素晴らしいのですが、近くに寄って見た際の小花が細工のようで面白いです。
 こちらは大きめの8号鉢。なかなかのボリュームと存在感です。

ディープパープル

 こちらは濃い紫が特徴的な紫陽花「ディープパープル」。この濃い紫が世界的に評価され、世界各国から合わせて5つの賞を受賞しています。

ブレスレッド

 次は淡い紫が印象的な新品種紫陽花「ブレスレッド」。この紫陽花はシクラメンで毎年全国品評会金賞を取る根本園芸の根本さんが作ったものです。

 ネットでこの「ブレスレッド」を検索しても出てこないので、相当な希少種であることが推察されます。私も初めてこの品種を見ましたが、この色合いと質感は今まで見たことありません。

 かなりのおすすめ。

ピンク

 先述のように日本の一般的な土壌は酸性の場合が多いため、ピンクや赤の紫陽花を地植えにすると青色に変わる場合があります。ただしアルカリ性の土壌であれば、鮮やかなピンク色の紫陽花が毎年咲きます。そのためには、石灰などを使用してアルカリ性の土壌を改良(PH調整)する必要があります。

 PH調整と行っても、アルカリ性にする場合には土壌に消石灰や苦土石灰、牡蠣殻(かきがら)のいずれかを混ぜればいいので、それほど難しくはありません。

テーブルピンク

 上から覗いても可愛らしい紫陽花「テーブルピンク」。日本ではまだ多く出回っていない、ドイツの最新品種です。

カーリースパークルピンク

 こちらの紫陽花は希少種「カーリースパークルピンク」。星形のような花弁が特徴的です。

ヘブン

 こちらは紫陽花「ヘブン」。八重咲きの、星型のような柔らかい感じの花弁が特徴的です。

ピーチ姫

 紫陽花と言ったらこんな形を連想しますよね。定番の紫陽花「ピーチ姫」。名前も可愛らしいです。

エレガンス

 こちらは品名「エレガンス」。丸い可愛らしい形が特徴です。

歌合せ

 こちらは品名「歌合せ」。名前が洒落てますね。きれいな柔らかい感じの紫陽花です。

華あられ

 珍しい品種「華あられ」。これで一株(一鉢)です。

貴公子

 新品種の加茂セレクションアジサイ「貴公子」

 八重咲き。基本はピンク色ですが、縁に白が入ることにより、柔らかい印象を受けるアジサイです。

ジューンブライド ハーモニー

 続いて定番のようなピンクの色合いの「ジューンブライド ハーモニー」。地植えする際により美しいピンク色に咲かせるためには、土はアルカリ性に調整しておくのがおすすめです。

フェザーピンク

 アジサイ「フェザーピンク」。

 シャープな星形の八重咲き花です。厚い花弁で花つきがよい強健種となります。
 中央の黄緑色の部分もやがてピンクに染まり、花全体がピンク色に変化します。

パラディア

 紫陽花「パラディア」

 ヨーロッパで育種された、濃いピンクの大玉紫陽花。強健な生育習性を持ち、茎も太く支柱いらずの特性を持っています。 

ダンスパーティー

 こちらも人気の「ダンスパーティー」。可憐な淡い色合いが特徴です。

コットンキャンディー

 こちらも珍しい品種「コットンキャンディー」。淡い色とボリュームが特徴です。もちろん、これで一株(一鉢)です。

クィーンオブハート

 上記はかなり赤味がかった紫陽花「クィーンオブハート」。ピンクやブルーはよく見ますが、赤い紫陽花は珍しいです。品のある一品です。

ミナヅキ

 青やピンクの色合いの紫陽花の種類は豊富ですが、緑色の紫陽花は珍しいです。このミナヅキは漢字で書くと水無月となります。旧暦の6月(現代の7月)に咲くので水無月と名付けたとか。

 すっきりした色合いで、おすすめです。

複色

マジカルグリーンファイヤー

 上記写真の紫陽花は「マジカルグリーンファイヤー」。マジカルシリーズは切り花用に育種された品種で、茎が強くて丈夫です。緑色主体に、ほのかなピンク色が混ざっています。

 ヨーロッパで人気の品種。圧倒的なボリューム感があります。切り花やドライフラワーにも利用できますので、地植えしても何度でも楽しめるおすすめの一品です。

マジカルグリーンファイアピンク

 続いて同系統の「マジカルグリーンファイヤーピンク」。こちらは「マジカルグリーンファイヤー」に比べてピンク色が濃い印象。

レンブラント

 ヨーロッパで開発された紫陽花。季節を追う毎(3~4週間毎)に花色が変化するのが特徴です。秋頃まで楽しめる、おすすめの紫陽花です。

 咲き始めは緑色ですが、その後にピンク、次第に赤色に変化していきます。

 青やピンクの紫陽花は、土壌に植え替えると色が変わる可能性があるとお伝えしましたが、白い紫陽花に限っては、土壌のpHに影響されません。そのため、白の紫陽花は白い花のまま色変わりせず、毎年、安心してお楽しみ頂けます。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)

 上の写真はフラワーショップ アリスの店先に地植えしたカシワバアジサイです。6月初旬に撮影しました。

 カシワバアジサイは、葉が柏の形に似ているのでそういった名前になったとか。丈夫で肥料いらず。もっとも、肥料を更に足したらもっと旺盛になるかとも思いますが、それでも毎年きれいな花を咲かせてくれます。

 秋になると白い花がアンティーク色に変わってきますので、そんな花の変化も楽しんでみて下さい。

紫陽花の生産現場を訪ねて

 2024年1月30日に、福島県南相馬市の鉢物生産者・根本園芸さんの圃場にお伺いしました。
 母の日に向けて紫陽花の鉢物を生産している最中ですが、まだこの季節は苗の段階でした。

 話を伺うと、今年も昨年と違った品種を作るとのこと。
 ちなみに下の写真の紫陽花「ブレスレット」は、根本園芸さんが生産したもの。

 シクラメンで毎年全国品評会で金賞を取る武藤園芸さんの作る紫陽花を、今年も非常に楽しみにしています。

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 下の写真は4種類の紫陽花を使った生け込みです。
 紫陽花を切り花として生け込むにはコツがあります。宜しければ弊社ブログ記事「紫陽花の生け込みと水揚げの処理方法」をご覧下さい。

紫陽花の生け込みと水揚げの処理方法
鉢植えの紫陽花(アジサイ)の管理方法と地植えのポイント、花の色が変わる理由と対処方法
産地との連携(福島編)

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長
 こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
 福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。

 2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
 そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。

 私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。

 皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。

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