秋の花材、ウメモドキ(梅擬)
写真は庭に植えてあるウメモドキの原木です。観賞用として生ける場合は、実だけを残し、全ての葉を取ります。
市場では、葉付きのものも流通しますが、葉付きでそのまま生けても葉がすぐ萎れてしまうことと、葉付きではウメモドキの実が強調されません。
枝ぶりや実付きのいいウメモドキの切り枝は80cmぐらいでも1本1000円以上するなかなか高価な花材ですが、生産者が葉を全て手作業で丁寧に取り出荷しているため、その作業工賃も含まれています。
以前、枝ぶりのいい「葉付きの」ウメモドキを入手したことがあるのですが、とにかく葉を取るのがたいへんで、かなりの時間を要しました。(中途半端に葉を毟ろうとすると、葉の末端が残って汚くなりますし、強く葉を毟ると振動で実が落ちる場合があります。小さい葉を根気よく、丁寧に取る必要があります。)生産者のご苦労には頭が下がります。
また、ネットではウメモドキは成長が比較的早いとの記載も見受けられますが、当方の庭に植えたものを見ていると、かなり成長が遅いように感じるのですが・・・。
実付きのいいウメモドキはかなり見応えがあります。生け込みに1本入れただけでも、豪華さが際立ちます。
この記事を書いた人
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こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
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