初夏の花「ギガンジウム」にデルフィニウムを合わせて
初夏の花、ギガンジウムが出てきました。別名「花葱(はなねぎ)」。食用の葱の先端に出てくる花によく似ています。ニンニクや葱もこのギガンジウムと同じ仲間ですが、当然ながらこのギガンジウムは食用に適しません。生け花や生け込みなど、鑑賞用途に用います。
ギガンジウムは丸い花と太く長い茎が特徴なので、飛び出しで生けることが基本となります。この特徴的な太い茎をカットして、埋め込みで使うのはもったいないような気がします。もちろん枝物のように矯めは効きません。
今回は、このギガンジウムに青のデルフィニウムとスプレータイプのピンクのデルフィニウム シネンシスを合わせてみました。
ギガンジウムの紫~デルフィニウムのブルー~デルフィニウム シネンシスのピンクと色を繋いでみましたが、この隣り合った色を繋いでいくと、全体として調和の取れた生け込みとなります。
デルフィニウム シネンシスはこんな感じでも使っています。
今回はお客様からのご要望で、ピンク・オレンジのアレンジを作ってほしいとのことでしたので、かすみ草の代わりにピンクのデルフィニウム シネンシスを使ってみました。
東京からのお客様のご注文でしたので、メールで画像を送らせて頂きましたが、以下の返信メールを頂きました。
とっても素敵なアレンジメント
ありがとうございました!
母からも大好評で写真付きのメールを貰いました。
また機会がありましたら
是非お願いしたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。
同じ花材でも、使い方や組み合わせ方でだいぶ印象が変わります。花一つ一つを取り上げてみても、その可能性は無限に広まっていきますね。