ホームページ開設からの1年を振り返って
昨年7月に弊社ホームページを開設してから、早1年を迎えました。
まず始めに、この1年間で延べ約1万人のお客様のアクセスがあったこと、たいへんありがたく感じております。
これからもお客様のご要望を最大限実現できるよう、全社員心を一つにして、誠意を持って努力して参りますので、よろしくお願い致します。
今回は、花とは少し話題がずれますが、ホームページを1から作り上げた中での失敗談や考え方等について、少しばかりですが記載していきたいと思います。
ホームページ開設からの1年を振り返って
ホームページを作る上での予算と実際にかかった費用、そして最大の失敗
ホームページ制作の初期予算と実際の費用
専門の業者に依頼すれば、簡単なホームページで数十万、本格的な視覚効果を狙ったものであれば100万円程度。SEO対策を十分練ったものであれば、150万以上が相場となります。
業者に依頼すれば素晴らしいものができるのは承知しておりますが、何とか自分でできないかと必死にYouTubeやネットで調べ、結果的に約1万円で作ることができました。
初期費用はドメインの取得費用が約1500円ほど、年間のサーバー代が約6000円ほど、そしてココナラで描いてもらったキャラの費用(自画像含む)が約2500円ほどの計1万円となりました。
ちなみに20年ほど前に勤務していた学校のホームページを作っていましたが、その際に身に付けたHTMLの知識はほとんど役に立ちませんでした。
自分でホームページを作るための挑戦と学び
現在はCMSに主流が移っていますが、ドメイン取得とレンタルサーバーとの契約、そしてこのCMSの理解にかなりの時間がかかりました。当初、ホームページはホームページビルダーで作るものだと思い込んでいたため、CMEとは何ぞやと、ましてワードプレスという「ソフト」はどこに売っているのか?状態で、20年前の知識しかない自分が完全に浦島太郎状態になっていたことすらも全く分からない状況でした。
そんな暗中模索の中、休みの日に朝8時から始めて夜10時まで、ほとんど休憩なしのぶっ続けで作ること1か月。平日も睡眠時間5時間程度で、夜中や早朝にも作り込みを行い、何とか形にしていきました。この時はさすがに夢にも出てきており、夢で目覚めて目の前のパソコンで修正作業をする日々が続きました。
最大の失敗:ドメイン選択とその後の影響
最大の失敗は、安さに惚れてドメイン名を.onlineで最初に作ったこと。なんと100円ぐらいの「激安」でドメインを取得できたのですが、2年目以降の毎年かかる更新料がばか高いことに全く気づかず、かなり作り込みをしてからのドメイン名flower-shop-alice.comの取得。そして移転の失敗でこれまで作り込んだデーターが全部消え、また1からやり直しという惨憺たる状況に陥りました。
Googleで弊社名を検索しても.onlineのサーバーエラーがしばらく表示されており、.comで作っても全く検索に表示されない期間がしばらく続きました。
途方に暮れた1か月ともなりました。
しかしながら、死ぬほど集中して突貫工事で作り上げた結果、失敗も繰り返しながらも何とか「ある程度の」理解が進みましたので、それ以降はそれほど作り込みに時間をかけずに済むようになりましたが、肉体的にもこれまで経験したことのない極度の肩こりが出るなど、体からも悲鳴が出てきていました。
振り返りますと、ホームページ作成を業者に頼んだ場合、かなりビジュアルの素晴らしいものができるのですが、依頼した側から見ると、ホームページそのものがブラックボックスになってしまい、自分で更新したくとも更新できなくなってしまいます。
また現在のようなコロナ大不況時には、業者に更新をお願いしたくともこれ以上経費がかけられない状況のため、より更新が停滞してしまいます。
そういう点で、不慣れながらも自分で調べながらホームページを構築すれば、いつでも情報発信できることが最大のメリットであったと思われます。
幸い、現在はYouTubeなどでも動画付きで解説がありますので、「簡単に」とはとてもいきませんが、何とか作ることはできます。ただ、ホームページ構築解説の中には古い情報が多々紛れ込んでいますので、それを判別するのにもかなり四苦八苦しましたが・・・。
もちろん、知人に詳しい人が一人もいませんので、頼るのはネット頼り。本も情報が古く、全く当てにならない点も問題でした。
ホームページを作ったメリット
一番のメリットはお客様が増えたこと。どんなにいい生産者、いい花を揃えても、お客様がいなければ販売することができません。その意味で、ホームページは現在において必須のメディアと言えます。
また、弊社は創業30数年ですが、これまではテレビ局の取材が全くありませんでした。テレビ局側がホームページを見たとのことで取材依頼が来ましたが、ホームページの影響は、思ったよりも大きいと感じています。
次に、弊社の取り組みを情報として発信できることがメリットに挙げられます。特に、「産地との連携」として以前から全国各地の産地に赴いていましたが、それをお客様にお伝えする手段としての弊社ホームページは最適であったと考えています。
今後の取り組み
今後も引き続きブログを中心にホームページを更新していきます。
また、現在のところコロナ禍で産地訪問に制限が付くのですが、今後も継続して生産者との交流を行い、いい花をお客様に提供できるよう努力して参ります。
将来的にはYouTubeも必須だとは考えているのですが、まだ現段階では何を話せばいいのか等についてのビジョンが浮かびませんので、将来的にはやってみたいと思っているのですが、検討中といったところです。もっとも、方言が強く滑舌が悪いので、自分自身でもあまり向いているとは思っていませんが。
お客様に感謝
弊社を支えて下さる多くのお客様にたいへん感謝致しております。今後もいい花を揃え、お客様のご要望に最大限応えられるように努めて参ります。
これからも末永くお付き合いの程、よろしくお願い致します。
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この記事を書いた人
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こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。
福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。
2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。
そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。
私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。
皆さんが私の記事を通して、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。
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