平成2年、年末の主要花卉の作付動向とフラワーショップ アリスの取り組み

 いよいよ11月となり、年末まで残り僅かとなってきました。

 弊社でも12月はシクラメンから始まり、クリスマス用の花材の準備や各種アレンジ教室、正月の生け込みや正月用フラワーアレンジメントの花材・器の準備、お歳暮用の鉢物としてのシンビジウム等の準備など、毎日がめまぐるしく変わっていきます。

 下の写真は昨年度のものですが、左がクリスマス用に作った生け込み、右側が正月用の生け込みとなります。

 特殊花材として白塗りの枝や松・千両等、この時期だけ扱う商品がほぼ同時進行で入荷するため、在庫管理もたいへんで、弊社の冷蔵庫や倉庫もクリスマス用、正月用、アレンジ教室用などがひしめき合う状況となります。

 さて、平成2年、年末の主要花卉の動向について大まかに明記してみます。

①「松」

 今年は水害等が無く、生育状況に特に問題がありません。弊社では若松・カラゲ松を中心に、根引松や黒松、五葉松、大王松、三光松などを取り扱う予定です。

②「千両」

 今年は裏年のため、不作の年となります。日本各地の複数の産地・生産者の中でも、今年、特にものがいい産地の情報を既に入手しておりますので、不作の年ながらも(少しでも)いい千両を買い付けていきたいと考えております。

 しかしながら情報は情報として、実際に入荷したものを直接見ない限りは判断付きませんので、実際に競りに参加し、直接見ないことには分かりません。

 ただ、残念ながら値段はかなり高くなることが予測されます。昨年度は表年でしたが、日本全土で大規模な水害に見舞われ、千両の産地も大きく被害を被りました。その昨年度の(千両の価格の)暴騰よりも、今年の方が入荷が少なくなり、より高くなると私自身は考えております。

 また、今年は7月一杯までの梅雨の影響もあり、ただでさえ裏年であるのに加え、悪条件が重なっております。大手量販店では、価格が暴騰する千両の代わりにヒペリカムを使う予定だとの情報もあります。確かにこの時期のヒペリカムは全て輸入品であり、価格も国産の、更に裏年の千両に比べれば遙かに安い点が上げられます。コロナの影響で輸入品がどこまで機能するのか分かりませんが、傾向としては(あまりに高くなりすぎる)千両離れが販売側で発生しつつあるようです。

参考記事

③その他花材

 概ね順調です。山形県の池野さんや進藤さんの百合も年末に向けて順調だそうです。その他、北海道~沖縄までの動向を見ても、今のところ大きな問題も無く、順調に生育しているようです。

④弊社の取り組み

 弊社としましては、お客様に喜ばれるような商品作りを目指しております。その目標を具現化するためには、仕入れの段階からが大切になってきます。今後も市場や生産者と連携を図りながら、よりよいものをお客様に提供できるよう、鋭意努力して参ります。

 年末におきましても、いいものを取り揃えてお客様にご提供できればと考えております。