「滑川神社×福島県産花×アリス」コラボ企画㉒

 今回の記事は、福島県産の花をPRする「福島県産花卉(かき)展示開拓事業」の弊社にとって22回目のコラボ企画をまとめたものとなります。

 10月初旬の滑川神社・秋祭りに併せ、滑川神社様とのコラボ企画として、10月1日に花手水の生け込みを行いました。

「滑川神社×福島県産花×アリス」コラボ企画㉒

使用花材

使用花材

 今回は秋らしい紅葉をイメージしたオレンジ色を主体に花材を集めてみました。

  • カラー(浪江町)
  • アルストロメリア(飯舘村)
  • ダリア(南相馬市・hanano-caさん)
  • 染雪柳(福島市)
  • ナナカマド(福島市)
  • クジャク草(南会津町)

色彩構成について

 今回の花手水は、秋の紅葉をイメージし、オレンジを基調色として構成しました。

 アルストロメリアの鮮やかなオレンジを広く配置し、そこにダリアやカラーの深い赤紫、クジャク草の紫を組み合わせることで、単調にならないよう色彩に強弱をつけています。

 さらに、ナナカマドのオレンジの実や染雪柳の枝葉を加えることで、花だけでは表現しにくい秋らしい自然な広がりと季節感を持たせました。

 オレンジと赤紫はどちらも存在感の強い色ですが、間に青紫のクジャク草を入れることで、色を引き締める効果を狙いました。

花手水を上から見て

生け込みについて

 制作では、まずダリアとナナカマドを中心に全体の骨格と左右のバランスを決め、その後、アルストロメリアやカラー、クジャク草などを加えながら花の密度と色のつながりを整えていきました。

ダリアとナナカマドで全体の位置を決める

 滑川神社の龍の手水口を隠さず、神社本来の景観を活かしながら、左右に花が広がる構成としています。

 福島県内各地で生産された花材を一つの作品として組み合わせることで、県産花の色彩の豊かさと品種の多様性を感じていただける花手水になったのではないかと思います。

花手水の様子

 下は10秒ほどの様子です。花手水の雰囲気をご覧頂ければ幸いです。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長/色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーター
こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。

元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。

全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と、生産者の想いやこだわりが込められた花を選んでご提供しています。

また、(AFT認定)色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーターとして、色彩理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。

さらに現在は、色彩理論と画像解析技術を組み合わせ、画像群に含まれる色彩の傾向を定量的に解析・可視化するWindows向け色彩解析ソフトウェア 「彩力 SAIRYOKU」(商標登録出願中)の開発にも取り組んでいます。
公式サイト:https://sairyoku.net/

色相・明度・彩度・色差などを数値やグラフとして可視化し、花や画像に含まれる色彩を感覚だけでなく、客観的・定量的に捉えられるようにすることで、色彩の実務や教育、研究などにも活用できるソフトウェアを目指しています。

ブログ記事では、花の魅力や産地、生産者の取り組み、色彩に関する知識など、専門的な内容もできるだけ分かりやすくお届けしています。

ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。

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