「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑳

 今回の記事は、福島県産の花をPRする「福島県産花卉(かき)展示開拓事業」の弊社にとって20回目のコラボ企画をまとめたものとなります。

 秋の彼岸に併せ、高木寺様とのコラボ企画として、9月19日に花手水の生け込みを行いました。

「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑳

使用花材

使用花材
hanano-caさんが生産したダリア

 今回は福島県産花として、6種類の花材を利用しました。
 ダリアは南相馬市のhanano-caさんが生産したものですが、ご覧の通り別格品となります。

花手水を生けて

 今回はガマズミと呼ばれる実物も入れてみました。
 色相的にはPCCSで言うところの2番:赤、8番:黄色、12番:緑、18番:青、22番:紫と多色配色となりましたが、紫から赤紫にかけての花を大きな面積で配置することで、全体の色調がばらばらにならないようにまとめています。

 その中に黄色のスプレー菊を入れることで、紫系の花との色相差が大きくなり、花手水全体に明るさとメリハリが生まれました。

 また、リンドウの深い青は画面を引き締める役割を持たせ、ガマズミの鮮やかな赤い実は、花とは異なる形状の小さなアクセントとして配置しています。

 丸みのあるダリアやディスバッドマム、細かな花が集まるスプレー菊、縦方向に伸びるリンドウ、そして粒状のガマズミ。同じ花手水の中でも、それぞれ異なる形状を組み合わせることで、単調にならないよう変化を付けています。

 特に今回使用した南相馬市・hanano-caさんのダリアは、花の大きさ、花形、発色ともに非常に存在感がありました。水面に浮かべても一輪でしっかりと目を引く花で、福島県産花の品質の高さを感じさせてくれます。

 今回で「福島県産花卉展示開拓事業」における弊社のコラボ企画も20回目となりました。

 生産者の皆様が育てた花を仕入れ、販売するだけではなく、実際に飾り、その魅力を写真や文章として残していくことも、花店だからこそできる産地PRの一つだと考えています。

 高木寺様にお越しの際には、ぜひ花手水とともに、福島県産花それぞれの色や形にも目を向けていただければ幸いです。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長/色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーター
こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。

元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。

全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と、生産者の想いやこだわりが込められた花を選んでご提供しています。

また、(AFT認定)色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーターとして、色彩理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。

さらに現在は、色彩理論と画像解析技術を組み合わせ、画像群に含まれる色彩の傾向を定量的に解析・可視化するWindows向け色彩解析ソフトウェア 「彩力 SAIRYOKU」(商標登録出願中)の開発にも取り組んでいます。
公式サイト:https://sairyoku.net/

色相・明度・彩度・色差などを数値やグラフとして可視化し、花や画像に含まれる色彩を感覚だけでなく、客観的・定量的に捉えられるようにすることで、色彩の実務や教育、研究などにも活用できるソフトウェアを目指しています。

ブログ記事では、花の魅力や産地、生産者の取り組み、色彩に関する知識など、専門的な内容もできるだけ分かりやすくお届けしています。

ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。

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