「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑲
今回の記事は、福島県産の花をPRする「福島県産花卉(かき)展示開拓事業」の弊社にとって19回目のコラボ企画をまとめたものとなります。
お盆に併せ、高木寺様とのコラボ企画として、8月13日に花手水の生け込みを行いました。
今回はお墓参りに訪れる方が多い時期でもあることから、寺院の落ち着いた景観になじみながらも、ひと目で明るさを感じられる色彩構成を意識しています。
「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑲
使用花材

今回は福島県産花として、大きく分けて4種類の花材を利用しました。主に使用したのは、二本松市の武藤さんの花卉となります。
- ピンポンマム(二本松市・武藤園芸)
- スプレー菊(二本松市・武藤園芸)
- ひまわり(二本松市・武藤園芸)
- 紫陽花(南会津町)
花手水を生けて
当日はあいにくの雨となりましたが、お盆ということもあり、お墓参りで高木寺を訪れる方の姿も多く見られました。
今回の花手水では、黄色・淡いピンク・黄緑を中心とした、比較的明度の高い配色としています。
中でも鮮やかな黄色のピンポンマムは、小さい花ながら視認性が高く、花手水全体の中でアクセントとなる色です。また、ひまわりには黄色から赤褐色へと変化する花弁のものも使用し、単調になりやすい黄色系の配色に色相と明度の変化を加えています。



一方、南会津町産の紫陽花は、今回は鮮やかな青や紫ではなく、黄緑色を主体とした花材を使用しました。
この黄緑色を広い面積に配置することで、黄色やピンクの花をつなぐ背景色・中間色としての役割を持たせています。花の色を一つ一つ強調するというよりも、全体を柔らかくまとめるためのグリーンとして用いているのが特徴です。
そこへ淡いピンク色のピンポンマムやスプレー菊を配置することで、黄色と黄緑だけではやや活動的になり過ぎる印象を和らげています。

特に今回は雨天で空や石材の色がやや暗く見える状況だったこともあり、明度の高い花色が境内の中で自然な明るさを生み出す構成となりました。
今回の花手水は、8月13日の生け込みから一週間程度の展示を予定しています。屋外展示のため、天候や気温によって花の状態は徐々に変化していきますが、お墓参りなどで高木寺を訪れた際には、福島県内で生産された花々の色彩にも目を向けていただければと思います。
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この記事を書いた人

- 代表取締役社長/色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーター
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こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。
元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。
全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と、生産者の想いやこだわりが込められた花を選んでご提供しています。
また、色彩講師(AFT認定)/UC級講師(AFT認定)/1級色彩コーディネーターとして、色彩理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。
さらに現在は、色彩理論と画像解析技術を組み合わせ、画像群に含まれる色彩の傾向を定量的に解析・可視化するWindows向け色彩解析ソフトウェア 「彩力 SAIRYOKU」(商標登録出願中)の開発にも取り組んでいます。
公式サイト:https://sairyoku.net/
色相・明度・彩度・色差などを数値やグラフとして可視化し、花や画像に含まれる色彩を感覚だけでなく、客観的・定量的に捉えられるようにすることで、色彩の実務や教育、研究などにも活用できるソフトウェアを目指しています。
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