「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑯

 本記事は、福島県産花卉展示開拓事業の一環として行った「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画第16回目の記事となります。

 境内にある大銀杏の夜のライトアップに合わせ、花手水を生け込みました。

「高木寺×福島県産花×アリス」コラボ企画⑭

使用花材

 福島県には山があり、海があり、街並みがあり、そして豊かな自然がありと、季節ごとに色が移ろいます。

 今回の花材では、そんな福島のように多彩で、色の重なりが美しく響き合うような色彩で集めてみました。

  • 紫陽花(南会津町)
  • ダリア(福島市)
  • ジニア(会津若松市)
  • スプレー菊(二本松市・武藤さん
  • ディスバッドマム(二本松市・武藤さん)

紅葉した大銀杏と花手水

 配色的には、今回、4色構成のテトラード配色を意識して生け込みました。
 PCCS(日本色研配色体系)でいうところの、6番(オレンジ)・12番(緑)・18番(青)・24番(ピンク)を基本色相として配色しました。

 これは、色相環を4等分し、正方形を描くように選んだ4色相による配色となります。
 色同士の距離が均等なため、バランスが良く、多色でもまとまりのある印象となります。

 夜のライトアップに照らされた大銀杏を背景に、花手水には鮮やかな色彩が浮かび上がり、まるで光と色が境内に広がっていくようでした。

大銀杏と花手水
大銀杏と花手水

 大銀杏のライトアップは、本日11月5日から1週間ほどを予定されているとのことです。近くにお越しの際には、本宮市の高木寺に是非とも訪れてみてはどうでしょうか?

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長/色彩講師/UC級講師/1級色彩コーディネーター
こんにちは。福島県郡山市にあるフラワーショップ アリスの代表を務めております、菊地充智です。
元教員としての経験を活かしながら、色彩の専門知識を基に、お客様一人ひとりに寄り添った花づくりを行っています。

全国の産地を自ら訪問し、生産者の声を直接伺いながら、確かな品質と生産者の想いやこだわりが詰まった花を選んでご提供しています。

また、色彩講師(AFT認定)/UC級講師(AFT認定)/1級色彩コーディネーターとして、色彩の理論に基づいた花束・アレンジメントのご提案や、色彩と花に関する情報発信にも力を入れています。

ブログ記事では、花の魅力や色彩などに関する知識を、できるだけ分かりやすくお届けしています。
ご覧いただいた皆様が、花や色彩の奥深さに興味を持つきっかけになれば嬉しく思います。

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