彼岸の花の出荷状況と相場

 お彼岸期間が始まりました。今日は彼岸の入りでしたが、多くのお客様のご来店、誠に感謝しております。

 さて、たった今(夜十時頃)、二本松市の菊生産者・武藤さんと電話で話をしましたが、今年の彼岸は全国的にスプレー菊・小菊が大幅に不足している状況で、競り値が暴騰している話を伺いました。

 特に大都市圏の東京・大阪が酷く、先週の小菊の相場は当店の販売値を遙かに超える価格での競り値となっていたようです。

 当店でもなんとか数量はある程度確保し、普段と同じ価格での販売を行っておりますが、事前の競り前注文の欠品もあり、とにかく数量を確保するのに四苦八苦しております。

 先週は特に競りでの余剰品がなく、数量が無いためにあっという間に競りが終わってしまいましたが、通常の彼岸よりも遙かに少ない数量に疑問を感じていたところでの武藤さんの話でした。

 長梅雨の影響なのか、コロナの影響なのか、生育の遅れなのかの原因がはっきり分からないのですが、とにかく全国的に品不足で価格が暴騰していることは確かな事実です。

 当店もなるべく数量は確保しておりますが、月曜以降の市場への入荷がどの程度なのか明日にならないと判明しないため、お客様におかれましては事前ご予約を特にお勧めしております。

 今年はコロナの影響も大きいのですが、天候も不順で7月いっぱいまで雨が続いていたこともあり、季節が1ヶ月後ろにずれているような感覚さえ覚えます。

 彼岸は一週間続きますが、常に良質の花を適正な価格でお客様に提供できるよう、産地や市場とも連携を取りながら進めております。

 花をご入用の際には、是非とも当店にお問い合わせ下さい。
 

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長
こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。

2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。

私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。

皆さんが私の記事を通じて、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。