トーンイントーン~淡い紫と青の組み合わせ~

フラワーアレンジメントや生け込みは、漫然と制作してもきれいなものができません。やはり理論的な裏付けのある配色・構成から制作へのアプローチを行う必要があります。

 フラワーショップ アリスでは、補色や3色配色、彩度・明度などの視点から制作へのアプローチを行い、お客様にご満足いただけるような商品作りを目指しております。

 ここではトーンイントーンを中心に話を展開していきます。

トーンイントーン~淡い紫と青の組み合わせ~

 以前、「トーンイントーン ~淡い紫と赤の組み合わせ~」の記事で生け込みをご紹介しました。今回は同じ種類のデルフィニウムを使い、淡い紫から見て色相環の隣接する赤とは反対側となる青との組み合わせを行ってみました。

気温や体感温度によって、色の組み合わせを変える工夫も必要

 2枚を見比べると、同じ淡い紫のデルフィニウムを使っても、だいぶ印象が変わってきます。
 もっとも、季節に応じて好まれる色合いは異なってきます。今日のような5月初旬でも20度を超えるような、そして明日は30度になるような日には、赤よりも涼しげな青の方が好まれます。

 店舗の生け込みも、季節や体感温度によって、お客様の好まれる色合いを考えながら生けるということも大事になってきます。

一輪バラ「ブルーミルフィーユ」

 今回は淡い紫のデルフィニウムと同系色のトルコキキョウも使用しました。

 バラは静岡県大井川産の「ブルーミルフィーユ」。写真ではピンクのような色合いになってしまっていますが、見た目はもっと紫です。この中間色のような淡い紫は、スマホのカメラでは限界なんでしょうか、なかなかうまく撮れません。 

 外側も傷んだように見えてしまいますが、実際はアンティーク調の、気品のあるバラとなっています。

 他サイトになりますが、検索したらよく撮影されていた「ブルーミルフィーユ」のサイトへリンクを張っておきます。一眼レフで撮っているようで、よく特徴を捉えていると思います。

 このサイトを見ると、確かに「アンティーク調の気品のあるバラ」というニューアンスがよく伝わるかと思います。いいバラですよ。

その他の使用花材

 今回はブルーの花材として、同じデルフィニウムではありますが、スプレータイプのシネンシス(水色)を生け込みました。
 また、ポイントとして、補色になる黄色のヒマワリも生け込みました。

 今回は、ブルーを基調に生け込みましたが、初夏の暑さを和らげるような、涼しい色合いにまとめてみました。

この記事を書いた人

菊地充智
菊地充智代表取締役社長
こんにちは。フラワーショップ アリスの代表取締役、菊地 充智と申します。福島県本宮市出身で、元々は教員として子どもたちの教育に尽力していました。その経験は私にとって大切な基礎となり、人と心を通わせる重要性や、強い絆を築くことの意味を深く理解させてくれました。

2007年、私は新たな挑戦としてフラワーショップ アリスに加わりました。それ以来、花々と共に日々成長し、お客様に最善のサービスを提供するために常に努力しています。そして、花の美しさとそれぞれの物語をより深く理解し、お客様に届けるため、全国の花の産地を訪れています。

私の経営理念は、お客様に最高の満足を提供し、常に改善と修正を行いながら、お客様にとってベストの選択を追求することです。この理念は、私が書く文章にも反映されています。

皆さんが私の記事を通じて、花の世界の美しさや、そこに込められた物語を感じ取っていただければ幸いです。それが私が記事を書く大きなモチベーションとなっています。どうぞよろしくお願いいたします。