季節の花たち

秋の花材、ウメモドキ(梅擬)

 写真は庭に植えてあるウメモドキの原木です。観賞用として生ける場合は、実だけを残し、全ての葉を取ります。
 市場では、葉付きのものも流通しますが、葉付きでそのまま生けても葉がすぐ萎れてしまうことと、葉付きではウメモドキの実が強調されません。

 枝ぶりや実付きのいいウメモドキの切り枝は80cmぐらいでも1本1000円以上するなかなか高価な花材ですが、生産者が葉を全て手作業で丁寧に取り出荷しているため、その作業工賃も含まれています。
 以前、枝ぶりのいい「葉付きの」ウメモドキを入手したことがあるのですが、とにかく葉を取るのがたいへんで、かなりの時間を要しました。(中途半端に葉を毟ろうとすると、葉の末端が残って汚くなりますし、強く葉を毟ると振動で実が落ちる場合があります。小さい葉を根気よく、丁寧に取る必要があります。)生産者のご苦労には頭が下がります。

 また、ネットではウメモドキは成長が比較的早いとの記載も見受けられますが、当方の庭に植えたものを見ていると、かなり成長が遅いように感じるのですが・・・。

 実付きのいいウメモドキはかなり見応えがあります。生け込みに1本入れただけでも、豪華さが際立ちます。